クレージーの殴り込み清水港
東宝・渡辺プロ・1970年1月15日公開


◇ 概要
浪曲大会の盛況をみた渡辺晋が「もう一度クレージーで次郎長ものをやろう」と思い立ち、シリーズでは唯一の続編ものとなった。
が、配役を一部変更、また「ゲバルト村」という時代を反映した名称を用いたり、人気の布施明、内藤陽子を起用するなどテコ入れを図ったが観客増には結びつかず、タイトルに「クレージー」と入る最終作になってしまった。
監督には実に2年ぶりに坪島孝が復活。やや暗い作品が続いた中、元の明るい作風に戻した演出ぶりをみせている。

◇ ストーリー
ひさしぶりに再会した三五郎(植木等)と石松(谷啓)。があいかわらず三五郎は勝手気ままな旅を続けていた。そこに悪代官と鮫島一家が悪巧みをたくらむという知らせを聞いた三五郎はこの両者を対立させ全滅させようとするのだが・・・。

◇ データ
 ・フィルム  イーストマンカラー
 ・上映時間  95分
 ・併映  社長学ABC


◇ スタッフ
 ・監督  坪島孝
 ・脚本  田波靖男
 ・音楽  萩原哲晶
 ・カメラ  田島文雄
 ・製作  渡辺晋、田波靖男
 ・美術  阿久根巖
 ・助監督  砂原博泰


◇ キャスト
 ・植木等(追分の三五郎)
 ・谷啓(森の石松)
 ・ハナ肇(清水次郎長)
 ・夏圭子(女房お蝶)
 ・平田昭彦(大政)
 ・桜井センリ(小政)
 ・石田茂樹(法印大五郎)
 ・当銀長太郎(増川仙右衛門)
 ・鈴木和夫(大瀬半五郎)
 ・桐野洋雄(桶屋の鬼吉)
 ・布施明(坂本一平太)
 ・内藤洋子(お葉)
 ・星由里子(お雪)
 ・北あけみ(お銀)
 ・北沢彪仏の友吉)
 ・安田伸(長太)
 ・高品格(下張人の鮫造)
 ・睦五郎(為五郎)
 ・天本英世(座頭吉)
 ・田武謙三(鬼熊玄蕃)
 ・内田良平(荒船五十郎)
 ・石橋エータロー(清吉)
 ・犬塚弘(船頭)
 ・堺左千夫(番頭)
 ・小松政夫(牢番)
 ・なべおさみ(医師)


◇ 挿入歌
 ・旅の空
 ・馬鹿は死んでも直らない












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