日本一の断絶男
東宝・渡辺プロ・1969年11月1日公開


◇ 概要
「日本一の裏切り男」に続き須川栄三がメガホンをとった第二弾。田波靖男が単独で書いたシナリオが没になり、その後佐々木守が共作に加わり決定稿が完成した。
時代を反映してか、脳天気に明るかったクレージー映画の影は薄くなり、どことなくブラックコメディの香りのする異色作に仕上がっている。

◇ ストーリー
正体不明の男・日本一郎(植木等)は丸山(なべおさみ)の就職したいという願望につけこみ、大阪万博の人夫を手始めに広告代理店・特訓セミナーとさんざん丸山を引っ張り回す。一方丸山の幼なじみで日本にホレているミミ子はヤクザ映画の看板女優になるが、ひょんなことから日本は本物のヤクザと盃をかわし、殴り込みの手伝いをさせられる羽目になるのだが・・・。

◇ データ
 ・フィルム  イーストマンカラー
 ・上映時間  94分
 ・併映  水戸黄門漫遊記


◇ スタッフ
 ・監督  須川栄三
 ・脚本  田波靖男、佐々木守
 ・音楽  宮川泰
 ・カメラ  原一民
 ・製作  大森幹彦
 ・美術  阿久根巖
 ・助監督  津島平吉


◇ キャスト
 ・植木等(日本一郎)
 ・緑魔子(ミミ子)
 ・なべおさみ(丸山)
 ・高橋厚子(久美子)
 ・藤岡琢也(山崎部長)
 ・千秋実(清水重役)
 ・人見きよし(泉谷課長)
 ・小松政夫(車掌)
 ・二瓶正也(特訓屋)
 ・春川ますみ(小山の女房)
 ・藤木悠(岸井)
 ・熊倉一雄(アパート管理人)
 ・二見忠男(警官)
 ・飯田蝶子(黒川社長)
 ・松本めぐみ(アポロ食品秘書)
 ・奥村チヨ(歌手)
 ・安田伸(山師下村)
 ・谷啓(発明家小山)
 ・ハナ肇(土井)


◇ 挿入歌
 ・世界の国からこんにちわ
 ・静かな午后のひととき
 ・恋の奴隷
 ・どうもどうも












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