日本一のホラ吹き男
東宝・1964年6月11日公開


◇ 概要
笠原良三がモハメッド・アリの若き日のニックネーム「ホラ吹きクレイ」からヒントを得て着想したという。
香港・マカオロケで体調を崩した植木等だが、入院中であるにもかかわらず古澤憲吾に無理矢理引っ張りだされ撮影された。しかし病み上がりとは思えないハツラツとした動きをみせ、古澤憲吾×植木等の成熟期を思わせるパワフルな一編に仕上がっている。

◇ ストーリー
三段跳びのオリンピック候補に選ばれた初等(植木等)だったが怪我のために候補から漏れる。失意の中田舎に戻るが、そこで先祖の残したホラ吹き伝記を読み一念発起。目標をサラリーマン社会での三段跳びでの出世に変え、見事一流企業の中途入社を果たす。入社後も数々のホラを現実に変えていくのだが・・・。

◇ データ
 ・フィルム  イーストマンカラー
 ・上映時間  93分
 ・併映  喜劇・駅前怪談


◇ スタッフ
 ・監督  古澤憲吾
 ・脚本  笠原良三
 ・音楽  宮川泰、萩原哲晶
 ・カメラ  飯村正
 ・製作  渡辺晋、森田信
 ・美術  小川一男
 ・助監督  渡辺邦彦、河崎義祐


◇ キャスト
 ・植木等(初等)
 ・浜美枝(南部可那子)
 ・飯田蝶子(初つね)
 ・曽我廼家明蝶(増田益左衛門)
 ・山茶花究(大野)
 ・中真千子(山田富子)
 ・谷啓(井川)
 ・安田伸(宮本)
 ・江川宇礼雄(西条)
 ・草笛光子(清水花江)
 ・坂本武(本屋のおやじ)
 ・田島義文(陸上コーチ)
 ・桜井センリ(社長運転手)
 ・人見明(本多)
 ・由利徹(本社守衛)


◇ 挿入歌
 ・東京五輪音頭(歌 植木等・作詞 宮田隆・作曲 古賀政男)
 ・駄目と云われりゃ(どうせ駄目ならデッカク生きろ/歌 植木等・作詞 塚田茂・作曲 萩原哲晶)
 ・ホラ吹き節
 ・ガタガタ云うなよ(私はウソは申しません/歌 植木等・作詞 青島幸男・作曲 萩原哲晶)
 ・馬鹿は死んでも直らない
 ・冷暖電球CMソング(歌 植木等・作詞 不詳・群馬県民謡)
 ・学生節
 ・空の青さは僕のため(世界は僕等のためにある/歌 植木等・作詞 青島幸男・作曲 萩原哲晶)












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